フレンチブルドッグに適したペット保険の選び方、犬種から考える病気や注意点
フレンチブルドッグ の魅力・性格・飼い方、ペット保険の選び方などを詳しくまとめました。
フレンチブルドッグ
読み: ふれんちぶるどっぐ
英名: french bulldog
原産国: フランス
誰とでも仲良くなれる愛嬌たっぷりの犬種!無駄吠えが少ないけれど、イビキが玉にキズ?
フレンチブルドッグ に合ったペット保険を選ぶには、 フレンチブルドッグ の性格やかかりやすい病気を知っておくことが大切です。
フレンチブルドッグ魅力・性格・飼い方
フレンチブルドッグ の性格や魅力、飼い方のポイントをまとめました。
性格
フレンチブルドッグ の性格は次のような特徴があります。
- 社交的で愛嬌満点!
- むやみに吠えたり走り回らず、室内犬に最適!
- 家族を喜ばせるのが大好きで、誰とでも仲良くなれる!
魅力・飼い方のポイント
フレンチブルドッグ の魅力、飼い方のポイントをまとめました。
- 目や鼻のシワは、綿棒や布でしっかりお手入れしよう!
- 強固なアゴなので、しつけはしっかりと!
- 耳の形は「コウモリ耳」と呼ばれている
- 夏場は特に飛行機に乗せちゃダメ!
フレブルのような短頭種は暑さに弱く、飛行機のフライト中、貨物室で熱中症になり亡くなる事故もあります。夏場は特に飛行機に乗せないようにしましょう。
かかりやすい病気・ケガ
フレンチブルドッグは次のような病気やケガにかかりやすいので注意が必要です。治療費の目安も記載しました。
フレンチブルドッグがかかりやすい病気
- 皮膚疾患(15,000円程度が数回)
- 眼科疾患(角膜炎など数千円)
- 外耳炎(数千円~10万円)
- 熱中症(数千円~数万円)
- 気管虚脱(10万円~70万円)
- 膝蓋骨脱臼・パテラ(18万~35万円)
- 椎間板ヘルニア(20万円~50万円)
- 大腿骨頭壊死症(8万円~25万円)
- その他関節疾患
フレンチブルドッグで重視したい補償内容
フレンチブルドッグは、上記のように、目や耳が大きいことによる目や耳のケガ・病気、短頭種であることによる呼吸器や体温調節による病気、骨・関節に関連する病気やケガなど、様々な疾患の心配があります。
社交的で愛嬌たっぷりのフレブル。苦しい思いなんかさせたくありません。とにかく早めに気軽に病院に通えるように、高額治療でも費用を気にせず治療に臨めるように、あらかじめ備えておくことが大切です。
フレンチブルドッグの性格やかかりやすい病気を踏まえて、ペット保険を選んで行きましょう。 フレンチブルドッグは次のような補償内容を重要視したほうがいいでしょう。
関節のケガ・病気に注意!
フレブルは、背骨・股関節・膝関節・大腿骨など、関節や骨に関する疾患にかかりやすく、高額な治療費がかかりがちです。
骨や関節の病気やケガの治療には、手術などが必要になる場合があり、一回の手術で15万~35万円程度の治療費を覚悟する必要があります。フレンチブルドッグのペット保険選びの際には補償限度額は多めで、高額治療に備えられるものが安心かもしれません。
大きな目・耳の病気
フレンチブルドッグは大きな目、大きな耳を持つ犬種なので、通院で少額の金額が何度もかかる角膜炎や外耳炎などの目や耳の病気になる場合が多いです。目に怪我をさせないこと、耳のお掃除などの予防が大変大切になります。軽度なら数千円程度の比較的安価な通院治療となりますが、重度な外耳炎で手術などを行う場合は10万円程度の治療費がかかる見込みとなります。
熱中症に注意!
短頭種なので、熱中症など暑さ対策には注意が必要です。治療費は数千円~数万円程度と比較的少額ですが、亡くなる恐れもある恐ろしい症状なので、とにかく熱中症にさせない予防が大切です。
フレンチブルドッグで重視したい補償内容
- 関節や骨の病気に備える手術を含めた高額補償
- 角膜炎・外耳炎などの通院にかかる費用
ペット保険の選び方のポイント
少額治療もほしいけど、高額治療を重視したほうがいいフレンチブルドッグのペット保険選びは、飼い主さんのライフスタイルや経済力にあったものを選ぶことが大切です。
少額な補償もして欲しい場合
軽度の外耳炎のような通院の数千円程度の少額の治療費もペット保険で補償してほしい場合は、フルカバープランの「免責金額なし」のペット保険を選ぶといいでしょう。
少額な金額も補償してほしい場合
- フルカバープランの「免責金額がないもの」を選ぼう!(補償:中|保険料:中)
高額な治療費の補償を重視したい場合
手術などの高額補償を重視したい場合は次のポイントをチェックしてペット保険を選んでみましょう。
高額治療を重視したい場合
- 手術一回当たりの上限金額が大きいペット保険、もしくは日額制限がないペット保険(補償:中|保険料:中)
- 年間の補償限度額が大きいペット保険(補償:中|保険料:中)
- 可能なら補償割合が70%~100%補償のペット保険(補償:大|保険料:大)
ペット保険は50%補償が一般的です。補償割合が70%~100%のペット保険は、補償内容が手厚く安心ですが、保険料は高くなります。50%補償でもないよりは絶対にいいのですが、保険料の支払いに無理がなければ、70%以上を補償するペット保険のほうが安心です。
高額補償したいけど費用を抑えたい!
高額補償してほしいけど、保険の費用は押さえたい!という欲張りな方は、次の2つのどちらかを選ぶといいですよ。
補償内容を高額補償特化や手術特化などに絞ることで、ペット保険料を安くする選び方です。
フルカバープランの「免責金額があるもの」(高額補償特化)とは
「低い金額は補償しない」というルール(免責金額)にすることで、保険料を安くして、高額な費用を補償する、というローリスク・ハイリターンなペット保険です。
通院の少額な治療費はいちいち保険金を請求するのが面倒!でも通院でも高額な治療したら補償してほしい!という方にはピッタリなペット保険です。
手術重視プラン(手術・入院特化)とは
補償対象を手術や手術に関連した入院に絞ることで、保険料を安くし、補償がたくさん必要になる手術や手術に関連した入院を高額補償してくれる「補償限定プラン」です。
通院が高額になっても補償されないことがデメリットと言えますが、こちらもローリスク・ハイリターンで保険料は大変安いです。
「治療費が高額になるから」と治療をあきらめてしまうなんてことが起きないように、ペット保険で備えておくことが大切です。大切な愛犬・愛猫のためにも、飼い主さんのためにも、ペット保険は経済的にも精神的な余裕のためにも強い味方になります。
ペットも一生元気ではいられません。突然の病気・手術・入院でも、治療費のために十分な治療ができなかったということがないように、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。大切な愛犬・愛猫のために備えることも、大切な飼い主さんの役目です。
年齢ごとの病気・ケガの注意点と保険料
フレンチブルドッグ の年齢ごとの病気・ケガの注意点と、年齢ごとにペット保険料を調べることができます。7歳以降は加入できるペット保険に限りが出てきますので、遅くとも7歳までにはペット保険に加入しておくことをおすすめします。
あなたの フレンチブルドッグ は何歳ですか?
- 0~1歳未満
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0~1歳未満のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
免疫力が弱く、風邪や下痢、皮膚の感染症などが起こりやすい時期です。好奇心も旺盛で、まだしつけが入りきらないことから、異物誤飲による事故も多い時期です。
また、抱っこ中や高所からの落下事故などによる骨折、成長に伴って見られる先天的な関節疾患など、比較的診療費が高額になりやすい整形外科疾患も多く見られます。高額な治療に備えられるペット保険に早いうちに加入しておくことをおすすめします。 - 1~4歳
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1~4歳のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
大人の体に成長し、体力的には安定します。しかしアレルギー性の副疾患や尿石匠など、体質や生活習慣に起因する病気が多く見られ始めます。
また、この時期に元気だからといって、ペット保険に入らず、あとで病気になってからペット保険に加入しようとして断られて困ってしまう方が多いです。今の元気さに過信せず、高齢を見据えて、ペット保険に加入しておくようにしましょう。 - 5~7歳
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5~7歳のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
人間と同様、徐々に加齢に伴って発症する病気が見られ始める時期です。半年~1年に1回以上の定期検診を行い、白内障や腫瘍、心疾患や内分泌疾患などの慢性疾患の兆候には十分注意しましょう。腫瘍や糖尿病など人間と同様の病気も近年増加しています。
7歳を区切りに、この年齢までしか新規加入できないペット保険が出てくるようになります。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 8~9歳
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8~9歳のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
シニア期になりますので、病気の発症兆候を早めに見つけてあげられるよう、半年に1回以上の健康診断を行うことが理想的です。
9歳以上は加入できないペット保険が増えます。ケガや病気が増えて、そろそろペット保険を選ぼうと考える方が多いですが、選べるペット保険に限りがでてきますので、早めに加入しておきましょう。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 10~12歳
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10~12歳のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
シニア期となりますので、病気やケガ、白内障で目が見えなくなるなど、介護が必要になってくる年齢です。
10歳以上は加入できるペット保険に限りがあります。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 13~16歳
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13~16歳のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
かなりの高齢です。様々な病気やケガ、介護で治療費が増えてきます。
10歳以上は加入できるペット保険に限りがあります。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 17~20歳
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17~20歳のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
超高齢で、様々な病気やケガ、介護で治療費が増えてきます。
新規加入できるペット保険はありません。ペット保険の継続をされているペットだけがペット保険の補償対象になります。ペット保険に加入していなかった場合は、治療費が増えていくのに全額自己負担となってしまいます。ペット保険に入っておけばよかったと思うことも出てくると思いますので、後悔しないように早めに加入しましょう。
17歳以降は補償対象にならないペット保険もありますので、超長寿犬や猫は20歳まで補償するものや終身のペット保険を選んだほうがいいでしょう。
継続できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「継続できる限度年齢」欄を参照してください。
- 終身補償のペット保険
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終身補償のフレンチブルドッグのペット保険の選び方
フレンチブルドッグは比較的長寿と言われています。長寿犬や猫は終身補償をしてくれるペット保険が安心です。