犬・猫の「骨・関節の病気」
犬の骨や関節の病気には、先天的な遺伝的疾患によるものと、肥満や滑りやすい床での生活習慣などによる後天的なものがあります。また、骨折などのケガにも注意が必要です。ダイエットなど体重管理を行う、フローリングマットを敷くなど生活環境を整え、ジャンプさせすぎないなどのしつけも行うようにしましょう。
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犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)は、犬の膝のお皿(膝蓋骨)が脱臼してしまう病気です。まわりのじん帯が上手に動かせなくなり、脚をつくことができなくなってしまいます。
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太ももの骨の先端が血行障害により関節の細胞が死んでしまい、歩行に障害がおきてしまう病気です。犬の骨の病気というと、成犬以降の年齢に発症するものと思われがちですが、大腿骨頭壊死症(レッグペルテス症)は月齢の若い犬に起こりやすい骨の病気です。
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犬の椎間板ヘルニアは、損傷した椎間板の外に髄核が出てしまい、脊髄や神経を圧迫して痛みを生じ、進行すると麻痺し歩けなくなってしまう病気です。
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犬の鼠径ヘルニアは、腸などが飛び出してしまう病気で、後ろ足の付け根が膨むことが特徴です。
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犬の骨折は無理な抱っこの体制や日常的にベッドやソファを上り下りしていることに原因があることがほとんどです。飼い主さんが注意することで骨折を防ぐことができます。