柴犬に適したペット保険の選び方、犬種から考える病気や注意点
柴犬 の魅力・性格・飼い方、ペット保険の選び方などを詳しくまとめました。

柴犬
読み: しばいぬ
英名: shiba
原産国: 日本
無駄吠えせず、独立心が強いので、忙しい家庭でも飼える。
柴犬 に合ったペット保険を選ぶには、 柴犬 の性格やかかりやすい病気を知っておくことが大切です。
魅力・性格・飼い方
柴犬の性格や魅力、飼い方のポイントをまとめました。
性格
柴犬の性格は次のような特徴があります。
- 賢く、従順!だけど頑固で自分勝手!
- 初対面ではなつかず、番犬に最適!
- 独立心が強く飼い主と適度な距離感を保つ
魅力・飼い方のポイント
柴犬 の魅力、飼い方のポイントをまとめました。
- しつけが難しい犬種なので、パピーの社会化期は大切に!
- 日本の環境や風土に合っているので健康面で飼いやすい
- 縄文時代から人と暮らす国の天然記念物!
かかりやすい病気・ケガ
柴犬 は次のような病気やケガにかかりやすいので注意が必要です。
- 皮膚疾患(特にアトピー性皮膚炎)
- 外耳炎(数千円~10万円)
- 白内障(数千円~30万円)
- 痴呆
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)(15~35万円)
- 股関節形成不全(50~100万円)
柴犬で重視したい補償内容
柴犬は、縄文時代から日本人とともに暮らしてきた犬種で、風土にあっているためか、特有の病気が少なく、丈夫な犬種と言えます。
しかし、病気にかからないというわけではなく、いくつかのかかりやすい病気には注意が必要です。
アトピー性皮膚炎・眼科疾患などの通院費に注意!
柴犬は特にアトピー性皮膚炎に注意が必要です。通院による少額な治療費が何度もかかることにより、積み重なると10万円以上となることもあります。
また、白内障・外耳炎などの病気もかかりやすいと言われており、やはり通院による治療費が何度もかかってしまう傾向があります。
関節の先天性の病気に注意
膝蓋骨脱臼や股関節形成不全など、先天性の関節の病気をもっている場合もあり、こちらは数十万円単位で手術などによる高額な治療費が必要となる場合があります。
柴犬をお迎えするときには、関節や歩き方に注意を払いましょう。
柴犬で重視したい補償内容
- 度重なる少額な通院費
- 手術に対応した高額補償
ペット保険選びのポイント
「少額な度重なる通院費」と「手術の高額補償」という相反する補償を重視したい柴犬の場合、飼い主さんの経済力と意向によってペット保険を選ぶことになります。
何度も通院することを重視したい場合
アトピーような通院による数千円程度の補償して重視しつつも、入院や手術も補償してほしい場合は、フルカバープランの「免責金額なし」のペット保険を選ぶといいでしょう。
通院+入院+手術の補償があるペット保険
- フルカバープランの「免責金額がないもの」を選ぼう!
比較的大きな病気をしにくく、通院の少額な補償が必要になる傾向がある柴犬の場合は、この「フルカバープランの免責金額がないもの」が最適かと思います。
「フルカバープランの免責金額がないもの」は大変数が多いので、さらに絞るには、「日額制限・回数制限」があるかないかで大きく分けることができます。
日額制限・回数制限があるもの
日額制限・回数制限があるものは、通院・手術・入院それぞれの1日の限度額や、年間の保険利用回数が細かく決まっており、制限があるペット保険です。制限があるとはいえ、その補償内容は十分にバランスが取れており、多くの大手ペット保険がこのタイプです。
メリット
年間限度額まで、どこかに補償が偏りすぎることがないため、補償を管理してもらいやすいと言えます。
デメリット
高額な治療費になったときに、日額制限を超えた補償金額になる場合は、日額制限以上の金額を補償してもらえない、回数制限を超えると補償の対象にならないなど、融通が効きにくい点がデメリットと言えます。
日額制限・回数制限がないもの(無制限)
日額制限・回数制限がないものは、1日の限度額や、年間の保険利用回数に制限がないペット保険です。年間の限度額まで、日額・回数無制限です。通院・入院・手術をまとめてひとくくりにしており、年間限度額まで、日額・回数を気にすることなく何度でも保険を使うことができます。治療費は高い日もあれば、安い日もあるわけですから、「日額制限・回数制限があるもの」と比べると、柔軟で融通がきくペット保険と言えます。細かいことを気にしたくないタイプの方に向いています。
メリット
1回の治療費が高額になってしまっても、日額制限がないので、年間の限度額を超えない限り、補償対象になります。回数も制限がないため、アトピーなど少額なのに何度も通院する病気の場合、回数を気にせず通える点がメリットと言えます。
デメリット
どこかのタイミングで高額な手術や入院をした場合、年間の限度額まで一気に保険を使ってしまうことになります。この点のバランスを自分で管理する必要があります。
日額制限・回数制限の有無で絞る
- 補償バランスが取れていたほうがいい場合は日額制限・回数制限があるもの
- 細かいこと気にしたくない場合は日額制限・回数制限がないもの
柴犬は病気をしにくいとはいえ、度重なるアトピーの通院費や、万が一のときにはペット保険が強い味方になりますので、ペット保険に加入しておくと安心感が大きいと思います。
高額な治療費の補償を重視したい場合
手術などの高額補償を重視したい場合は次のポイントをチェックしてペット保険を選んでみましょう。
高額治療を重視したい場合
- 手術一回当たりの上限金額が大きいペット保険、もしくは日額制限がないペット保険
- 年間の補償限度額が大きいペット保険
- 可能なら補償割合が70%~100%補償のペット保険
ペット保険は50%補償が一般的です。補償割合が70%~100%のペット保険は、補償内容が手厚く安心ですが、保険料は高くなります。50%補償でもないよりは絶対にいいのですが、保険料の支払いに無理がなければ、70%以上を補償するペット保険のほうが安心です。
高額補償したいけど費用を抑えたい!
高額補償してほしいけど、保険の費用は押さえたい!という欲張りな方は、次の2つのどちらかを選ぶといいですよ。
補償内容を高額補償特化や手術特化などに絞ることで、ペット保険料を安くする選び方です。
フルカバープランの「免責金額があるもの」(高額補償特化)とは
「低い金額は補償しない」というルール(免責金額)にすることで、保険料を安くして、高額な費用を補償する、というローリスク・ハイリターンなペット保険です。
通院の少額な治療費はいちいち保険金を請求するのが面倒!でも通院でも高額な治療したら補償してほしい!という方にはピッタリなペット保険です。
手術重視プラン(手術特化)とは
補償対象を手術や手術に関連した入院に絞ることで、保険料を安くし、補償がたくさん必要になる手術や手術に関連した入院を高額補償してくれる「補償限定プラン」です。
通院が高額になっても補償されないことがデメリットと言えますが、こちらもローリスク・ハイリターンで保険料は大変安いです。
「治療費が高額になるから」と治療をあきらめてしまうなんてことが起きないように、ペット保険で備えておくことが大切です。大切な愛犬・愛猫のためにも、飼い主さんのためにも、ペット保険は経済的にも精神的な余裕のためにも強い味方になります。
ペットも一生元気ではいられません。突然の病気・手術・入院でも、治療費のために十分な治療ができなかったということがないように、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。大切な愛犬・愛猫のために備えることも、大切な飼い主さんの役目です。
年齢ごとの病気・ケガの注意点と保険料
柴犬 の年齢ごとの病気・ケガの注意点と、年齢ごとにペット保険料を調べることができます。7歳以降は加入できるペット保険に限りが出てきますので、遅くとも7歳までにはペット保険に加入しておくことをおすすめします。
あなたの 柴犬 は何歳ですか?
- 0~1歳未満
-
0~1歳未満の柴犬のペット保険の選び方
免疫力が弱く、風邪や下痢、皮膚の感染症などが起こりやすい時期です。好奇心も旺盛で、まだしつけが入りきらないことから、異物誤飲による事故も多い時期です。
また、抱っこ中や高所からの落下事故などによる骨折、成長に伴って見られる先天的な関節疾患など、比較的診療費が高額になりやすい整形外科疾患も多く見られます。高額な治療に備えられるペット保険に早いうちに加入しておくことをおすすめします。 - 1~4歳
-
1~4歳の柴犬のペット保険の選び方
大人の体に成長し、体力的には安定します。しかしアレルギー性の副疾患や尿石匠など、体質や生活習慣に起因する病気が多く見られ始めます。
また、この時期に元気だからといって、ペット保険に入らず、あとで病気になってからペット保険に加入しようとして断られて困ってしまう方が多いです。今の元気さに過信せず、高齢を見据えて、ペット保険に加入しておくようにしましょう。 - 5~7歳
-
5~7歳の柴犬のペット保険の選び方
人間と同様、徐々に加齢に伴って発症する病気が見られ始める時期です。半年~1年に1回以上の定期検診を行い、白内障や腫瘍、心疾患や内分泌疾患などの慢性疾患の兆候には十分注意しましょう。腫瘍や糖尿病など人間と同様の病気も近年増加しています。
7歳を区切りに、この年齢までしか新規加入できないペット保険が出てくるようになります。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 8~9歳
-
8~9歳の柴犬のペット保険の選び方
シニア期になりますので、病気の発症兆候を早めに見つけてあげられるよう、半年に1回以上の健康診断を行うことが理想的です。
9歳以上は加入できないペット保険が増えます。ケガや病気が増えて、そろそろペット保険を選ぼうと考える方が多いですが、選べるペット保険に限りがでてきますので、早めに加入しておきましょう。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 10~12歳
-
10~12歳の柴犬のペット保険の選び方
シニア期となりますので、病気やケガ、白内障で目が見えなくなるなど、介護が必要になってくる年齢です。
10歳以上は加入できるペット保険に限りがあります。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 13~16歳
-
13~16歳の柴犬のペット保険の選び方
かなりの高齢です。様々な病気やケガ、介護で治療費が増えてきます。
10歳以上は加入できるペット保険に限りがあります。 加入できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「新規加入できる上限年齢」欄を参照してください。
- 17~20歳
-
17~20歳の柴犬のペット保険の選び方
超高齢で、様々な病気やケガ、介護で治療費が増えてきます。
新規加入できるペット保険はありません。ペット保険の継続をされているペットだけがペット保険の補償対象になります。ペット保険に加入していなかった場合は、治療費が増えていくのに全額自己負担となってしまいます。ペット保険に入っておけばよかったと思うことも出てくると思いますので、後悔しないように早めに加入しましょう。
17歳以降は補償対象にならないペット保険もありますので、超長寿犬や猫は20歳まで補償するものや終身のペット保険を選んだほうがいいでしょう。
継続できる限度年齢はペット保険の加入条件比較表の「継続できる限度年齢」欄を参照してください。
- 終身補償のペット保険
-
終身補償の柴犬のペット保険の選び方
柴犬は比較的長寿と言われています。長寿犬や猫は終身補償をしてくれるペット保険が安心です。