補償範囲外のケース(免責条項)
読み方:めんせきじょうこう
保険会社は、保険の補償の対象にならないケースを定めています。
補償の対象にならないケース
保険の対象にならないケースとして、次のような場合があります。
補償の対象にならない主な場合
ペット保険では、通常次のような内容は、補償の対象になりません。
契約者・被保険者の行為によるもの
- 契約者、被保険者による故意または重大な過失、被保険者の自殺行為、犯罪行為または闘争行為が原因で生じたケガ・病気 等
自然災害によるもの
- 地震、噴火またはこれらによる津波(風水害等を含む)が原因で生じたケガ・病気
既往症・先天性異常 等
- 契約の始期日(保険開始日)より前に被っていたケガおよび発症していた病気・先天性異常、ならびに待機期間中に発症していた病気・先天性異常 等
- 始期日より後であっても、保険会社が保険料を領収する前に被っていたケガおよび発症していた病気・先天性異常 等
妊娠・出産にかかわる費用 等
- 交配、妊娠、出産、早産、帝王切開、流産、人工流産ならびにそれらによって生じた症状およびケガ・病気 等
(保険制度運営上)ケガ・病気にあたらないもの 等
- 去勢(停留睾丸による去勢を含む)、避妊手術 等
- 乳歯遺残、停留睾丸、睫毛乱生、涙やけ、臍(サイ:へそ)ヘルニア、そけいヘルニア 等
- 歯石取り、肛門腺しぼり 等
- 耳掃除、爪切り〔狼爪(ろうそう)の除去を含む〕、断耳、断尾 等
ワクチン等の予防接種により予防できる病気
- ワクチン等の予防措置により予防できる病気(ただし、予防措置の有効期間内である場合および獣医師の判断により、予防措置を講じることができなかったと認められる場合を除く)
予防費用 等
- マイクロチップの装着費用
- 予防目的の診療費(狂犬病予防接種、ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・マダニの寄生予防 等)
検査・代替医療 等
- 健康診断費用、症状を伴わない血液検査・糞便検査費用 等
- 中国医学(鍼灸を除く)、ホメオパシー、酸素療法、理学療法(リハビリテーション)等 代替療法、減感作療法 等
健康食品・医薬部外品 等
- 動物病院で処方される療法食 等(ただし、入院中の食餌を除く)
- 獣医師が処方する薬事法上の医薬品以外のもの〔健康補助食品(サプリメント)、医薬品指定のない漢方薬、医薬部外品、日本で未承認の薬剤を海外から輸入して処方された場合 等〕
- 持ち帰りのシャンプー、イヤークリーナー 等(薬用・医薬品を含む)
※洗浄剤以外で承認されている消毒薬等の医薬品であっても、皮膚洗浄目的で使用される製品は、シャンプーとして保険の対象外となります。
治療付帯費用 等
- 時間外診療費、往診料、文書作成料 等
- ペットホテルまたは預かり料 ※治療中であっても契約者、被保険者都合のお預かりの場合は保険の対象外となります。
- カウンセリング料、相談料、指導料 等
- 安楽死、遺体処置 等
詳細な点はペット保険会社によって異なりますので、各社に確認してください。
契約後にトラブルにならないように、契約前に保険の対象にならない免責について、把握しておきましょう。