少額短期保険会社とは
少額短期保険会社とは、金融庁が定める一定の事業規模で、保険金額が少額で保険期間が短期の保険を扱う保険会社のことです。
読み方:しょうがくたんきほけんがいしゃ
少額短期保険の成り立ち
少額短期保険は、2006年の保険業法に改正に伴い、新たに作られた保険です。この法の改正以前は、小規模な共済などが多くありましたが、この保険業法の厳しい基準をクリアし、内閣総理大臣の登録を受けた会社のみが、少額短期保険会社として運営できることとなりました。
ニーズに合った魅力的な補償内容
少額短期保険は、ミニ保険と呼ばれています。少額短期保険会社のみが唯一、生命保険と損害保険の両方を扱うことができます。それぞれ保険金額と保険期間は少額・短期(生保1年、損保2年)と定められていますが、ペット保険や女性特有の病気の保険など、さらに入院や通院に絞った保険など、ニーズに合った保険商品を開発・販売しています。
ペットの治療費は、人の手術や入院費と比べると費用は低く、年齢の観点からも人と比較すると長期ではありません。そのため、少額・短期であっても、十分に補償を行うことができます。
そのため、すでに契約している保険の内容を補ったり、ペット保険のようになんらかのニーズに特化するなど、小規模でも魅力的な補償内容から、ミニ保険と呼ばれています。
少額短期保険と損害保険の違いは?
「ペット保険比較 by わんちゃんホンポ」 では、少額短期保険会社と損害保険会社のどちらのペット保険も扱っており、比較することができます。
保険金額や補償内容としては、少短会社でも損保会社でも、商品力に大きな差はありません。どちらも保険業法や金融庁の監督下にあり、厳しい基準を通過して運営しています。
異なる点は、万が一会社が破たんした場合の、責任準備金制度です。
- 少額短期保険会社:事業規模に応じた供託金
- 損害保険会社:損害保険契約者保護機構
このようにどちらの保険会社も万が一の備えを行っているため、安心してお金を預けることができます。
「少額」「短期」という言葉に不安を覚える方もいるかもしれませんが、ペット保険の補償内容・破たんした場合のセーフティネットの観点からも、不安を持つ必要はありません。