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ペット賠償責任特約とは

読み方:ぺっとばいしょうせきにんとくやく

ペット賠償責任特約とは、ペット保険に加入しているペットが、咬みつきや引っかき等で、他人の体や物に損害を与えた場合、賠償金を補償する特約です。


目次

追加保険料は低額!

安心のためにペット賠償責任特約を付けておこう

ペット賠償責任特約は、ペット保険に付帯することができる特約です。

いくつかのペット保険会社で、ペット賠償責任特約を付帯することができます。

各社、月払80円~150円程度(年払で1500円程度)の低額な追加保険料で付帯することができ、限度額300万円~1000万円まで補償されます。

損害賠償金は高額になりがちです。
少ない負担で大きな安心を得ることができますので、ペット賠償責任特約をつけておくことをおすすめします。

ペット賠償責任特約のある保険会社

対象となるケース

一般的に、次のような場合、ペット賠償責任特約の対象になります。

  • ※ペット保険会社や事故内容等によってはペット賠償責任特約の対象にならない場合があります。詳細は各ペット保険会社にお問い合わせください。

具体例

具体的に、主に次のようなケースが補償の対象になります。

対人賠償

  • お散歩中に自転車と接触して相手にケガをさせてしまった
  • 散歩中に知らない人が頭をなでようとしたところ、驚いて反射的に咬んでしまった
  • 宅配業者が来た際に、飛びかかって咬んでしまった

対物賠償

  • 来客の靴をかじってボロボロにしてしまった
  • 他人のペットとケンカをしてケガを負わせてしまった
  • ※補償されるケースは各社によって異なりますので、詳細はペット保険会社にお問い合わせください。

対象にならないケース

次のような場合、通常、ペット賠償責任特約の補償の対象になりません。

賠償責任が発生しない場合

法律上、次のような場合は、賠償責任になりませんので、ペット賠償責任特約の補償の対象になりません。

ドッグランでの衝突

ドッグラン内で、犬同士が衝突してケガをした場合は、通常過失になりません。

ペットを他の人に預けているときに起きた事故

ペット保険を契約している犬や猫を人に預けているときに、その方の過失により発生した事故は、通常、契約者の損害賠償責任にはならず、ペット保険賠償責任特約の対象にならない場合があります。

物損事故の慰謝料

事故の内容や損害内容によって異なりますが、物損事故・対動物事故も、被害者への慰謝料を認められない場合があります。

賠償責任が発生しても補償の対象にならない場合

次のような場合、損害賠償責任となりますが、通常、ペット賠償責任特約では補償の対象になりません。

預かっているもの・宿泊ホテルのもの

被保険者が、使ったり管理しているものは、他人から預かったものであってもペット賠償責任特約の対象になりません。

例えば、レンタルDVDや滞在中のホテルの室内のものなどが該当します。

同居の親族に対する損害賠償責任

被害者が、一緒に住んでいる親族の場合、ペット賠償責任特約の対象になりません。

動物を使用した仕事に起因する事故

闘犬・サーカスなど、動物を使用して対価を得る仕事に直接起因する損害賠償責任は、ペット賠償責任特約の対象になりません。

地震、噴火などの天災による賠償責任

地震、噴火またはこれらによる津波(風水害等を含む)が原因で生じた賠償責任は、ペット賠償責任特約の対象になりません。

ワクチン接種を怠ったことによる損害

狂犬病などワクチン接種を怠ったことによって生じた損害は、ペット賠償責任特約の対象になりません。

  • ※詳細は各ペット保険会社によってことなりますので、各社にお問い合わせください。
弁護士の委任は保険会社に相談してから

ペット保険会社の同意なく、弁護士に委任した場合の着手金や報酬金はペット保険賠償責任特約の補償の対象になりません。必ず事前にペット保険会社に相談してください。

過失相殺の減額

被害者にも不注意などの過失がある場合、その責任の割合に応じて、損害賠償額が減額されることがあります。

事故が起きてしまったら

万が一、ペットが他人を噛んだり、物を破損させる事故を起こしてしまったら、落ちついて対応してください。

事故を起こしたときに注意すること

以下、事故を起こした際の注意点です。

人身事故

 被害者の救護を最優先で行ってください。

  • 1、事故状況をお互いに確認してください
  • 2、事故を証明するための証人が必要になります。困難な場合には、必要に応じて被害届を警察に提出してもらうように、被害者に伝えてください。
  • 3、咬んでケガをさせてしまった場合は、お近くの保健所に加害届を提出してください。

物損事故

  • 1、損害品の賠償金額は、損害品を購入した際の料金を基準に、経過年数分の減価償却が行われます。
  • 2、損害品の写真の撮影、または損害品物の送付をお願いする場合があります。事故が解決するまでは、損害品の保管を行ってください。

損害品の写真を撮影する場合は、損害状況がわかる写真(全体像・損害箇所のアップ)、製造メーカー・型番がわかる部分の写真(洋服のタグ、メガネのつるなど)を送りましょう。

ペット賠償責任特約の受取り手続き

ペット賠償責任特約をつけてペット保険に加入している場合は、ペットが他人にケガを負わせる、他人のものを壊した、他のぺットに怪我をさせたなど、賠償責任事故が発生した場合は、すみやかに次のように対応してください。

  • step1

    保険会社に電話する

    ペット保険会社に連絡する

    ペット賠償責任特約をつけたペット保険会社にすみやかに連絡してください。

    ペット賠償責任事故の受付と保険金請求手続きの流れを案内してもらいます。

  • step2

    保険会社と打ち合わせ

    保険会社と打ち合わせをする

    被害者との示談解決のために、ペット保険会社の保険金支払い担当者と打ち合わせが必要な場合があります。

    ペット保険会社に断りなく、示談解決した場合は、ペット賠償責任特約の一部または全部が対象外になってしまう場合があります。ペット保険会社の指示なしに、示談しないことをおすすめします。

    また、被害者の方には、ペット保険会社の手続きに協力してもらえるように、あらかじめ伝えておきましょう。

※示談代行は行いません

ペット保険会社では、通常、示談の代行は行っていません。
ペット保険会社が、直接被害者(損害賠償請求者)との連絡や示談交渉を行う等の示談代行は行っていませんので、ご注意ください。

ペット保険会社は、賠償責任の有無、賠償額等について、アドバイスを行います。

ペット賠償責任特約のある保険会社一覧はこちら

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