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犬・猫の臍ヘルニア

犬・猫の 臍ヘルニア の症状・初期症状・兆候・原因・予防法・治療法・かかりやすい犬種など、詳しくまとめました。気になる点があれば、すぐに動物病院に連れていってあげましょう。

皮膚の病気

読み: へそへるにあ・さいへるにあ

犬の臍ヘルニアは「でべそ」のことで、悪化すると腸閉塞になるなど、命にかかわる病気です。

症状

横になる犬

「臍」とはへそのことを指し、臍ヘルニア(さいへるにあ・へそへるにあ)とは、へその部分が膨らんだ「出べそ」の状態であることを言います。臍の膨らみの大きさは小さい状態でマスカット程、大きい状態ではりんご程の大きさになります。脂肪が皮下に飛び出している場合は経過観察となりますが、腸の一部が入り込み、元に戻らなくなってしまうと腸閉塞を引き起こしたり、血行不良によりショック状態に陥ってしまうこともあります

犬の臍ヘルニアの症状
  • でべそ
  • ヘソの近くにしこりがある
  • でべその色が黒か赤紫(緊急手術!)
  • でべそが固く、凹まない(緊急手術!)

原因

コリー 庭にて 芝生の上

先天性がほとんどで、親犬が臍ヘルニアである場合にかなりの確率で子犬が発症します。通常、腹腔から臍へと繋がる穴が子犬の成長と共に塞がるものですが、臍ヘルニアの場合、これが塞がらずに脂肪や大網、腸管が飛び出してしまいます。

犬の臍ヘルニアの原因
  • 先天性の遺伝が多い

予防法

寝てるチワワ

臍ヘルニアの予防法は残念ながらありません。しかし、早期発見・早期治療で腸閉塞の危険を回避できます。やはり普段から、犬の観察やおなか周りなどに触ることを習慣づけることで早期発見に繋がります。

犬の臍ヘルニアの予防法
  • 予防法はない!
  • 普段からお腹を触るなど、早期発見が大切!

治療法

手術

臍ヘルニアは、小さい状態で尚且つ生後半年~8か月になれば成長と共に自然と穴が閉じるのでそれを待ちますが、自然と穴が閉じずに大きく膨らんでいる場合は、修復の手術を行います。

また、腸閉塞などを起こしている場合は緊急手術となってしまうので、早期発見に努めなければなりません。

ヘルニアの治療費用

ヘルニアの治療費は内科療法でも外科療法でもどちらも大きな金額がかかります。そのことを事前に知ってから病院への受診をしましょう。

内科療法

  • ヘルニアの診察代で約2500円~4500円(小型犬、大型犬により異なる)
  • レントゲン5000円程
  • CT検査 3万円~5万円程
  • 治療薬 3000円~1万5000円前後

外科療法

  • 各ヘルニア手術 20万円~50万円前後

このように、ヘルニアになると内科療法であっても万単位でお金がかかてきます。また、外科療法となれば手術となるのでそれなりの備えが必要です。事前に愛犬貯金をしておいたり、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。

かかりやすい犬種とペット保険料

次の犬種は、 臍ヘルニア にかかりやすいと言われています。この犬種の飼い主さんは特に生活環境や発症・悪化させないようにしつけを行い、ペット保険に加入しておきましょう。

動物病院の治療費は高額になりがちです。治療費のために十分な治療ができなかったということにならないように、ペット保険に加入して備えておくことも、愛犬・愛猫の飼い主さんの大切な役目です。

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